Table For Two

最近読んだ本を紹介します。皆さんはTable For TwoというNPO法人をご存じでしょうか？先進国での肥満、メタボ問題とアフリカでの子供の貧困問題を結びつけて、解決する画期的な仕組みを提供しています。

日本企業の社員食堂でメタボ対策などのヘルシーメニューを頼むと、一食につき20円がアフリカの子供だちの給食として寄付されるというものです。日本人の感覚ではたかだか20円ですが、アフリカでは一食分の食事になるのです。日本人は何か良いことをしたいなと思っても、なかなか、ボランティアをしたり寄付したりというのを、偽善者みたいと思われるのが嫌だったり、何から始めていいかわからず、結局何も行動しないということが多いかと思いますが、毎日会社で社食を食べるという日常の中で、無理なく気兼ねなく行動ができるという画期的しくみに注目が集まっています。

「20円で世界をつなぐ仕事」は事務局長の小暮真久さんが、どういった経緯でこのNPOを立ち上げたのか、その想いを綴っています。私も社会に役に立ちたい！と思ってはいるものの、どうすればいいのか、また生活もあるし、ある程度のことは我慢しなきゃとか、いろいろ葛藤がありましたが、この本を読んだ後は何だか勇気づけられました。私もこの想いを形にできるよう行動したいと思います。 すぐ読めますので、ぜひお手に取ってみては？