もう一カ月以上前の話になりますが、GWにイタリアに行ってきました~!相方との初の海外旅行です。歴史的建築や絵画・彫刻などの芸術品といえば、やはりイタリア!ということで、GWにしてはかなりお安いプランに滑り込みセーフで申し込んだのです。
実質は3日半だけの滞在だったので、ローマとフィレンチェしか観光できなかったですが、ローマ市内は歩いて回れる範囲が多いので、二日あれば大部分観て回れます。びっくりしたのは、市内のあちらこちらに遺跡が無造作にあり、歴史的な教会も数多く街並み溶け込んでいること。ちょっと歩けば遺跡や教会にあたるので、全く飽きがこない。現地に言ってわかったのが、イタリア人の二面性。コロツェオやカラカラ浴場なんかをみるとすごく陽気で娯楽好きなところは今も昔も変わらないんだなと思う反面、敬虔なカトリック信者がほとんどを占めるイタリアでは、幼い時から教会に足を運び洗礼を受けます。あちこちで修道女にも出くわしましたし、意外と保守的な御国でもあるんです。何か不思議だな~と。教会内部に入ると、スッと緊張が走って厳かな雰囲気になるのですが、外を歩けば、ワイワイガヤガヤ。
そして、街並みが素晴らしいと言えば、フィレンチェ。生憎の雨と電車の時間の関係で、ゆっくりと散策という訳にはいかなかったですが、教会などの建物だけでなく石畳の雰囲気一つとっても、訪れる価値ありです。ウフィツィ美術館で滞在の大部分を費やしましたか、ここは本当に驚くべき美術館です。ラファエロやダ・ヴィンチの作品がびっくりするぐらい適当に置かれています。何だかあまりに普通に飾られているので、驚きとともに、笑っちゃうくらいでした。先日日本にダ・ヴィンチの「受胎告知」が来た時は、この一作品だけで仰々しい展示会にし、1,500円くらい取っていたのですから(笑)時間の関係でミケランジェロのダヴィデ像などは観れなかったのが残念で、次回はぜひゆっくり観て回りたいものだと思いました。
そして圧巻だったのはヴァチカンです。その全てが歴史の重みと価値ある芸術で作られているんじゃないかと思うくらいです。大聖堂は完成するまで約1世紀も費やされたということで、カトリック総本山としての厳粛さを讃えていますし、なんといってもミケランジェロのピエタ像が生で観れたということに感動しました。ミケランジェロ23歳の作品だそうです。聖母マリアの表情こそ冷やかですが、布の感じや手の繊細さなどうっとりしてしまうくらい素晴らしい作品です。とても23歳で作り上げたとは思えません。そしてヴァチカン博物館には、ラファエロ、ボティチェリといった巨匠の作品がずらり。写真や教科書でしか観たことのない作品が目の前にあるだけでなく、写真に収めていいというのも、やはりイタリアならではのアバウトさですが、この時ばかりは感謝でした。あまりに多くの作品が収められているので、どれを観ていいのやら困りますが、ガイドさんがいたのでここでは大変助かりました。今回の旅行では基本自分たちで動くフリープランだったのですが、このヴァチカンに限ってはガイドさんを付けることをお勧めします。ヴァチカン市国に入るのにも個人で行くと相当時間がかかりますし、大きすぎて、どこに何があるかわからないまま大切なポイントを見逃してしまうからです。 ラファエロの間でプラトンとアリストテレスが議論している有名な絵で感動していましたが、何といってもしスティーナ礼拝堂は驚きと感動と、そして畏敬の念みたいな圧倒されてしまう迫力がありました。これを1人で書き上げたミケランジェロの才能とその精神力にはやはり万能の天才としか表現できないパワーを感じました。彼は元来彫刻家で、絵画より彫刻が優れていると信じていた人ですから、最後の審判は非常に彫刻的な絵画です。壁の湾曲の部分も、地上から観た人に対し、どうしたら立体的に見えるか計算して描いていますし、動き一つでも想像と創造があふれ出ています。 書くときりがないのでやめますが、とにかく一生に一回は観ておきたい作品です。
今回特にトラブルらしいトラブルはありませんでしたが、電車の指定席の座席がない!などのプチトラブルはありました(笑)さすがイタリア。 あっ、最後日本に帰ってくる飛行機が揺れたせいか気持ちわるくて、家に着いてからゲーゲー吐いていたことが最大のトラブルか・・・。
また行きたいな~、イタリア(^^)
2010年5月16日日曜日
2010年5月15日土曜日
2010年5月14日金曜日
John Mayer Live
行ってきました、12日のJohn MayerのLive!定時ドンで会社を出てJCBのある水道橋へ急ぎました。以前はスタンディングだったのですが、今回はすべて座席指定。私のシートはラッキーなことに、2回バルコニーの最前列の真ん中。ゆったり、しかも等身大のJohn Mayerとステージが見渡せる良いシートでした。
ライブは19時開演から10分ほど遅れてスタート。最新アルバムの″Battle Studies″だけでなく、デビューアルバム他、昔の曲も盛りだくさんでした。
Johnは自らのギター・テクを披露しまくり、シンプルだけどライブ感たっぷりの曲構成で会場は大盛り上がりでした。ギターの掛け合い、ドラムとのトリオと、自然と体が動きます。私の好きな曲″Stop this train″では(アルバム″Continuum″)、Johnだけのギターソロで聴かせてくれて、大満足。この曲、前回はライブで歌ってくれなかったので「お~、やった~」と1人テンション上がってました(笑)。
″Say″や″Daughter″が盛り込まれていなかったのは残念だったけど、それでも2時間近くのライブで気分も最高でしたよ!それに、Johnは一生懸命日本語をしゃべっていて、サービス精神旺盛なところも良かったですね。
普通にしていると、そんなに格好良くはないはずのJohnもやっぱりLiveだと輝いているせいか、意外と女性にもてます。Jeniffer AnistonやJessica Simpsonと付き合ったことも。
ブルースをベースにしながらも、メロディラインが親しみやすいところが人気であり、日本人にも受け入れられやすいと思います。ぜひ聴いてみて~!
ライブは19時開演から10分ほど遅れてスタート。最新アルバムの″Battle Studies″だけでなく、デビューアルバム他、昔の曲も盛りだくさんでした。
Johnは自らのギター・テクを披露しまくり、シンプルだけどライブ感たっぷりの曲構成で会場は大盛り上がりでした。ギターの掛け合い、ドラムとのトリオと、自然と体が動きます。私の好きな曲″Stop this train″では(アルバム″Continuum″)、Johnだけのギターソロで聴かせてくれて、大満足。この曲、前回はライブで歌ってくれなかったので「お~、やった~」と1人テンション上がってました(笑)。
″Say″や″Daughter″が盛り込まれていなかったのは残念だったけど、それでも2時間近くのライブで気分も最高でしたよ!それに、Johnは一生懸命日本語をしゃべっていて、サービス精神旺盛なところも良かったですね。
普通にしていると、そんなに格好良くはないはずのJohnもやっぱりLiveだと輝いているせいか、意外と女性にもてます。Jeniffer AnistonやJessica Simpsonと付き合ったことも。
ブルースをベースにしながらも、メロディラインが親しみやすいところが人気であり、日本人にも受け入れられやすいと思います。ぜひ聴いてみて~!
2010年5月13日木曜日
ルノワール -伝統と革新
日本では人気のあるルノワールは、頻繁に展覧会が開催されます。3月になってしまいましたが、国立新美術館での「ルノワール―伝統と革新」のチケットを頂いたので、行ってきました。もう4月5日で終了してしまっているので、今更のご報告ですが・・・。
印象派はもともと明るい絵が多いので、観ていて暖かくなりますし元気になります。だから人気なのでしょうね。特に、ルノワールの絵はやわらかく、特に女性の描き方がやさしく温かい気持ちになります。(ルノワール自身は厳しそうな人ですが・・・)
観ていて思ったのは、青い色が効果的に使われているところ。女性の服、バックの背景など。肌の白さとのコントラストも良いし、明るくなり過ぎず、かといって冷たくならずといったところでしょうか。
やはり絵画は眺めていて美しく、心地よいのを飾りたいというのが本音。ルノワールはまさにその考えにぴったりの画家です。
また、今後も彼の作品を見る機会はあると思いますので、興味があれば次回はぜひ足を運んで下さい。
印象派はもともと明るい絵が多いので、観ていて暖かくなりますし元気になります。だから人気なのでしょうね。特に、ルノワールの絵はやわらかく、特に女性の描き方がやさしく温かい気持ちになります。(ルノワール自身は厳しそうな人ですが・・・)
観ていて思ったのは、青い色が効果的に使われているところ。女性の服、バックの背景など。肌の白さとのコントラストも良いし、明るくなり過ぎず、かといって冷たくならずといったところでしょうか。
やはり絵画は眺めていて美しく、心地よいのを飾りたいというのが本音。ルノワールはまさにその考えにぴったりの画家です。
また、今後も彼の作品を見る機会はあると思いますので、興味があれば次回はぜひ足を運んで下さい。
2010年5月12日水曜日
戦略シフト
最近、小説の紹介が続いていましたが、今回はビジネス本の紹介です。
石倉洋子さんの「戦略シフト」です。ポイントは二つ。″オープン化″と″orからandへ"です。
グローバル化の時代、ITを利用することで一つの枠、例えば″日本″という枠にとらわれることなく、外とコネクトしていくことが必要と説いています。日本は特に保守的で、変革に対するアレルギー体質が強く、これがグローバル化の中で不利になっているというのです。
また、今までは低価格戦略を取れば、高品質は望めないというように、何かを取れば、何かを諦めなくてはいけないという考えから、低価格と高品質を同時に実現できることを考えるべきだというものです。
どちらかと言うと、何か新しい概念という事ではありませんが、意外と実務でやろうとすると難しいこの二つのポイントを、もとコンサルタントという経歴を持つ石倉洋子さんが事例を交えながら説明しているというスタイルです。
その中で、成功例として京都市を挙げていますが(企業だけに限らずNPOや自治体にも当てはまります。)、これは私もMBAの授業のレポートで京都市を取り上げたこともあり、「おっ!」と思いましたが、私はあくまでも観光地としての京都を核として、他産業とのコネクトを述べただけに過ぎなかったようです。
中期計画を作っているのは時代遅れ!とのコメントもあって、なかなかコンサバな会社が多い日本企業には馴染むのが難しいかもしれませんが、それだからこそ一読の価値はあると思います。興味があればぜひ読んで下さい。
石倉洋子さんの「戦略シフト」です。ポイントは二つ。″オープン化″と″orからandへ"です。
グローバル化の時代、ITを利用することで一つの枠、例えば″日本″という枠にとらわれることなく、外とコネクトしていくことが必要と説いています。日本は特に保守的で、変革に対するアレルギー体質が強く、これがグローバル化の中で不利になっているというのです。
また、今までは低価格戦略を取れば、高品質は望めないというように、何かを取れば、何かを諦めなくてはいけないという考えから、低価格と高品質を同時に実現できることを考えるべきだというものです。
どちらかと言うと、何か新しい概念という事ではありませんが、意外と実務でやろうとすると難しいこの二つのポイントを、もとコンサルタントという経歴を持つ石倉洋子さんが事例を交えながら説明しているというスタイルです。
その中で、成功例として京都市を挙げていますが(企業だけに限らずNPOや自治体にも当てはまります。)、これは私もMBAの授業のレポートで京都市を取り上げたこともあり、「おっ!」と思いましたが、私はあくまでも観光地としての京都を核として、他産業とのコネクトを述べただけに過ぎなかったようです。
中期計画を作っているのは時代遅れ!とのコメントもあって、なかなかコンサバな会社が多い日本企業には馴染むのが難しいかもしれませんが、それだからこそ一読の価値はあると思います。興味があればぜひ読んで下さい。
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