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2009年5月31日日曜日

マーラーの「巨人」を聴く

今日はソニーフィルハーモニックオーケストラの演奏会に、音大を卒業しプロのコンバス奏者の友人といっしょに行ってきました。
演奏会のチケットは別の友人から頂いたものですが、正直最初は、企業のアマチュアオケだからと、大きな期待はしていなかったのですが、聴いてびっくり、大変素晴らしかったです。

今考えてみると、元CEOの大賀さんは確か芸大の歌科出身のはずで、オーケストラへの力の入れようは他の企業に比べても大きいだろうなと、納得しました。

曲目は、以下の通りです。
モーツァルト 交響曲第36番ハ長調「リンツ」
マーラー 交響曲第1番ニ長調「巨人」

モーツァルトのリンツは有名ですが、意外と演奏会では聴かないのでは?と思います。日本人好みからすると、もっとエッジの効いた曲が好まれますし、何となく盛り上がりに欠けるような気がしてしまうからです。またこの曲は、演奏側にとっても難しいようです。ベートーベンの運命などは、若干間違えたとしてもあまり目立ちませんが、このリンツや印象派の曲はゆったりとまた静かに弾くパートが多く、ちょっとしたミスが目立ちやすいとのことです。こうした曲をいかに上手に弾けるかが、演奏家としてプロとアマの違いにもなるようです。

マーラーの巨人、これも有名ですが、実は今までそんなにじっくり聴いたことがありませんでした。1時間弱の長丁場ですが、とにかく強弱・押引が繰り返され、揺れ動く心情が伝わります。第三楽章では、コントラバスのソロから始まる旋律が印象的ですが、友達曰く、こういう曲は少なく、大変難しいようです。第4楽章はとにかくクライマックスに向けて、聴いている側もだんだん気持ちが高揚してくるのがわかる構成になっています。私自身、こんなに曲に入り込めるのかと思い、ぜひ、CDでもう一度聴いてみたいと思いました。

次回は来年2月28日に今回と同じく、すみだトリフォ二―ホールでベルリオーズの幻想交響曲などを演奏するようです。何と指揮者は金聖響さんだそうです。さすが、ソニー。うちの会社とは違うな~(笑)

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