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2012年10月20日土曜日

チャイルド・プア

昨日NHKの特集で、チャイルド・プアについて取り上げていました。親の経済力、貧困がまさにそのまま子どもにも反映され、学習についていけない、将来に希望を見出せない、不登校やいじめに発展という深刻な問題になっているというものです。

以前からこの問題は聞いたことがありましたが、ユニセフの発表によると、先進国の中で日本の子供の貧困率はビリから4番目だというのです。就学援助の子供も6人に1人と、年々増加しているとのこと。

私が子供の頃も家庭の経済格差はありましたが、全く将来の希望を見出せないというほどではなかった気がします。頑張れば、努力すれば人生は変えられるという希望がまだありました。

しかし、今ではその格差がどんどん拡大し、非正規雇用などがますます増える中、親自体も失望しそれを間近で感じ見ている子供は自分の将来を悲観的にしか見れなくなるわけです。富を持つ親は自分の子供には相当のお金をかけ、最初から私立に子供を入学させ、貧しい家庭の子供と交わることなく育てていきます。社会を支えていくのはすべての子供たちであり、ある特定の家庭の子供だけが担うのではありません。社会全体として、しっかりとした教育を全ての子供たちに与えていかなければ、どんどんこの国は衰えていくでしょう。

ワーキング・プア、チャイルド・プア、この国は本当にどうなっていってしまうのか…、とても不安でなりません。

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