村上春樹さんの小説「1Q84」が爆発的に売れているようですが、先日授業で興味深い話を聞きました。
タイトルの「1Q84」はつまり"1984年"という意味だそうですが、この1984年には特別な意味があるそうです。1948年にGeorge Orwellというイギリス作家が「1984年」という小説を発表したそうです。これはスターリン政権下での独裁主義の恐怖を連想させるような小説で、近未来(1984年)に世界がたった3カ国に分かれて、その統一政治のもとでの争いを描いているものです。1948年に「1984年」の小説とは、語呂合わせみたいですね。
この小説はアメリカでも大変売れたそうです。そして、実際の1984年にはAppleからあのMacintoshが発売されました。IBMに独占されていた市場に、Appleが殴り込みに行った訳です。つまり一党支配への警鐘ということです。この時のAppleのテレビCMを見れば、その意味が良くわかりますよ。すごく象徴的です。
私はまだ村上春樹さんの「1Q84」を読んではおりませんが、おそらくこうした背景と何らかの関係があるのでしょうね。ちなみに相方がAmazonにて本小説を注文したので、今から読むのが楽しみです。
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