浅田次郎の「シェエラザード」のご紹介。戦争末期に沈んだ船の引き上げようと依頼されたことから、その当時どうしてその船が沈むことになったのか、過去と現代を行きつ戻りつ明らかにしていく感動かつ悲劇の物語です。
小説ではシンガポールが重要な役割を担う土地となっていまますが、以前シンガポールに行った時に訪れたラッフルズホテルが出てきて、あのきらびやかで優雅なホテルが、日本軍の会議に使われていたとは知らず、何だか考えてしまいました。
あまり書くとネタばれなので控えますが、戦争中は本当に無意味な死、理不尽な死が多かったのだろうと思います。あの特攻隊も然り。そんな事を考えながら、やはり二度と戦争を起こさないようにしなければならないと当たり前のことながら再認識しました。
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