で、これが「日暮らし」です(笑)
前作「ぼんくら」の完結編な訳ですが、「ぼんくら」ではある重要な人物だった人が本作で登場してきます。どんな人なのかというのが、ようやく本作で分かる訳ですが、何とその重要人物が殺されてしまうことから、平四郎と弓之助がまた巻き込まれていくのです。
正直この人が殺されてしまうとは、まさに悲しい始まりな訳ですが、それぞれが過去は過去として処理して前に進んでいくのが気持ちいいですね。とはいえ、過去にしがみついてダメになってしまう人も描いている訳で、みんなが救われるという訳ではありません。やはり許せない悪は悪なのです。
宮部みゆきの人情物をご堪能下さい。
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