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2017年2月25日土曜日

森山高至「非常式な建築業界 「どや建築」という病」

この本は結構前に読みました。新聞の書評に載っていて興味を持ちました。私も学部は建築出身。建築と言っても幅は広いのだけど、意匠は独特な世界があります。確かに使い勝手とコンセプト、コストが見合わないものがあるんです。なんというさ、人が眺めて鑑賞するものではないのに芸術だと思っているというか。後世の方が、芸術だと判断するのは多いに結構だと思うけど、建築家が自分は芸術家だと勘違いしている人が多い気がします。そして何故か意匠の世界ではそういう人がチヤホヤされるます。
これを読むと一般の人との乖離が非常に露わな気がします。こういう事を言ってくれる人は貴重です。面白いのでぜひ読んでみて下さい。

2016年7月20日水曜日

下重暁子「家族という病」

ちょっと前に結構話題になっていたので、気になっていました。最近は報道されるニュースが、家族内で起こる問題が多い気がしていましたし、何となく大人になりきれない子供と甘やかす親が多かったり、互いに依存しあったりする親子が増えていると思っていたので手に取ってみました。
内容としては作者の下重暁子さんがご自身の父、母に抱いた反発心から自立をすることを目指し、その親との葛藤を中心にした個人的な思いが多かった気がしますが、ところどころ女性であるだけに身にしみること、子や孫への執着心、親子依存など、共感できる問題提起がありました。
私も正直、いい大人がいつまでも親子だからとベタベタするのは嫌な方なのですが、世の中はそうじゃないのかな?って最近思います。私なんかはたまに家族って面倒〜って思う事もあります。それだけ、結びつきが強いからでしょうね。でもそれぞれ一個の人格です。我が子にも子供は子供と思って自立できるように育てたいです。

2016年6月28日火曜日

近藤麻理恵「人生がときめく片付けの魔法」

物はそれほど持ってないと思うけど、片付けが得意でないので、ちょっと前に流行った本作を読んでみました。
そしたら、バーンあれこれ捨てられました(笑)
片付けにも順番が必要とのことで、それに従い、絶対使わないであろう資格の本と留学中のテキストも捨ててスッキリ。こういうのに執着する人は過去に生きているらしい(笑)そうかも。
捨てて良くなったが、服はちと捨て過ぎたみたい^ ^

2016年6月10日金曜日

東野圭吾「人魚の眠る家」

また東野圭吾です(笑)
本作では、娘が脳死状態となった母親が主人公であり、テーマは子供の臓器移植です。
なぜこのタイミングで臓器移植をテーマに選んだのかはわかりませんが、私も我が子のことを考えると悩まざるを得ないストーリーでした。死を受け入れられない母親の姿はわかる気がします。
でも珍しく最後の終わり方はハッピーエンドというか、暗くならない終わり方だったと思います。

2016年5月25日水曜日

宮部みゆき「刑事の子」

宮部みゆきさんの初期の作品のようで、犯罪の酷さが目につきますが、そこは子供探偵が上手く絡むことでホッとさせてくれます。
犯人も特段意外ではなかったので推理という意味の要素はあまりないけど、一気に読ませるところはさすがだなと思いました。

2016年4月15日金曜日

山崎豊子「運命の人」

山崎豊子さんの小説はどれもズシリと響きます。沖縄の基地問題について、私たちはどれほど真剣に考えているのかと突きつけられました。
酷い事件があっても、関心はその時だけ。今も基地問題に揺れていますが、意外と世論は沖縄に厳しい、決まった事を何を今更とか、裁判にしても仕方ないとか。
でもこの小説を読んで苦しんでいる長い歳月がある事を見なきゃいけないと思いました。
小説は前半よりも後半に山崎さんの言いたい事が詰まっていると思います。


2016年2月18日木曜日

垣根涼介「ワイルド・ソウル」

ようやく東野圭吾から抜け出しました。実はまだ昨年読んだ本をアップしてます。
これも借りた本ですが、全然知らなかったのですが、あらすじを見て面白そうだと思って読みました。
これはかなり面白いです。日系ブラジル人とは良く聞く言葉だけど、そもそもなぜ南米に日本人が移住したのか。戦後日本政府に騙されて、未開の地に送られた日本人の壮絶な人生と日本政府に対する復讐劇の話なんです。
社会派小説と思いきや、そこに上手く女性ジャーナリストを絡めて、エンターテイメントとしても楽しめます。
最後も個人的にはすっきりハッピーエンドになっているので、読了後は爽快な感じでした。
オススメです。




2016年2月9日火曜日

東野圭吾「白夜行」

先に幻夜を読んでしまったけれど、本来はこの白夜行が最初だったらしいです。
正直暗い物語。誰にも感情移入はできない。もちろんこういうタイプの人間になる可能性がないとは言えないけど、果たしてそうなるかな〜と言うのが正直な感想。
また白夜行の女性と幻夜の女性が同一人物と言うのも何だか納得いかない。もちろんこれは読書の憶測だけど。面白いがもう一度読みたいとは思わなかった。

2016年2月2日火曜日

東野圭吾「手紙」

まだ続く、東野圭吾(笑)
殺人を犯した兄を持つ主人公を取り巻く差別と、兄は全くそこに思いをはせる事ができないのに弟を思いやる手紙を書き続けるというもの。
犯罪を犯せば家族がどうなるのかといった考えが及ばない事件が散見されている昨今、家族への被害とそれによる絶遠も一種の罰だとするのは理解はできるが、きっと絶遠も気にしないし、家族を困らせてやろうくらいな犯罪者もいるんだろうなと思う今日この頃です。

2016年1月12日火曜日

東野圭吾「ガリレオの苦悩」

こちらも借りて読みました。短編推理小説が5つ入ったものなので読み易く、通勤通学にぴったりな気がします。
湯川先生への挑戦状の話は、こんな事が本当にできるのかしら?と思ったら少し怖くなります。真似する輩が出ないことを祈ります。
まだ続きます、東野圭吾(笑)


2015年11月13日金曜日

東野圭吾「予知夢」

ガリレオの短編シリーズです。一話がサクッと読み終わるので、電車の行き帰りで読むのには最適です。
個人的には4番目の絞殺るが面白かったです。途中でもしかしてと思ったらやっぱり当たってました。
予知夢って意外とあると思います。あれ、この光景前に夢で見たなとか。
そんなちょっとオカルトを交えた感じが面白いですね。

2015年11月11日水曜日

東野圭吾「片思い」

性同一性障害を扱った小説で、難しいテーマを良く仕上げたなと感心しました。ただおそらくそれが本質じゃなくて、今の日本のステレオタイプな男女感を東野さんの視点で書いたという事でしょうか。
結構東野圭吾さんの小説に出てくる男女分かりやすいというか、私からするとこんな女ばかりじゃないけどと思うのですが、この小説でそういうのを跳ね除けたかったのかな〜と思いました。でもやはり、男性が相変わらず女性を守るという立場は変わらない感じでしたが。
ミステリーていうよりも、そうした部分が面白かったですね。

2015年11月10日火曜日

東野圭吾「幻夜」

本作は「白夜行」の続編と言われてる作品らしく、本来なら先に「白夜行」を読んだ方が良かったかもしれません。そういう背景を知らずに本作から読んだので、違和感あるところ多々ありました。「白夜行」を読んで解消されたところはありましたが、2点納得行かないところがあります。
特に主人公がなぜ、美容業界という顔を出す機会が多い分野を選んだのかがわかりかねます。スカーレットオハラに憧れるというのはわかりますが、強い女性で成功できる分野はこうした表舞台に立たなくても可能です。もう一つが、雅也に対する接し方、話し方が「白夜行」からは想像できない。亮司とのやりとりは「白夜行」に具体的に記載されてないので、何とも言えないのですが、たぶんもっと優しかったかと思います。おそらく、雅也には根本的に愛情がなかったのでしょうね、ということで納得しましたが、やり切れなさが残ります。
むちゃくちゃ後味悪いですが面白い作品ではあります。

2015年11月9日月曜日

東野圭吾「容疑者Xの献身」

 これからは東野圭吾さんの作品が続きます。全部義母宅からお借りしたものです。
容疑者Xの献身は直木賞を受賞作言う事でやはり面白かったですね。時間に何か絶対トリックがあるはず、と思って読んでいたのですが、まさか最後にあんなトリックが出るとは思ってもみなかったので。
ただ、なんであそこまで献身的になれるのか、その描写がイマイチ少なかったような気がします。
もちろんお薦めです。

2015年11月6日金曜日

又吉直樹「火花」

こちらも読みました。正直どんなんかしら〜と読み始めましたが、情景の描き方がとても綺麗な事にまず好感が持てました。
心理描写もきちんと描かれているし、本当にピースの又吉さんが書いたの?と思わずびっくりしてしまいました。少し丁寧過ぎて長かった気はしますが、非常に面白かったです。
ただ漫才師ネタを使えない次回作はどうするのか、気になるところです。

羽田圭介「スクラップアンドビルド」

芥川賞で話題になったので読んでみました。久々の更新です(笑)
介護というテーマを描きながらも、主人公の間の抜けたエネルギッシュさにホッとしつつ、生と死を上手く描いている小説だと思いました。
文学的言い回しか、と言われると正直良くわかりませんでしたが(笑)、良質な小説だと思います。

2015年8月24日月曜日

佐野よる「君の膵臓を食べたい」

すごいタイトルにびっくりしたのと、新聞の書評でまあまあ面白そうだと思ったので買ってみました。

タイトルからは刺激的なミステリーかと思うけど、青春小説というかんじです。ライトな語り口で、読みやすいと言えば読みやすいが、物足りない気もする。内容は病気で死が目前に迫っている女子高校生と目立たない男子高校生の交流の話です。個人的にはもっと生と死に踏み込んだ方が深みがでて心に残る作品になるな〜と思ったのだけど、たぶんこういうフワッとした感じが持ち味の作品なんでしょう。

でも一つ、健康な人にも、病気の人も、死は平等にやってくる、明日突然死ぬかもしれないというのは皆同じというのはその通りだと思いました。毎日を大切に生きなきゃね。




2015年7月23日木曜日

東野圭吾「ラプラスの魔女」

相方から借りて読みました。超能力というか、少しSFが入ったお馴染みの感じです。前半の展開に比べると後半は少し疑問が残りましたが、一気に読めるエンターテイメントではありました。ミステリーというよりはエンターテイメントです。
しかし、世の中の事件を見てると、ある種の能力を欠落した人はいる気がします。この場合どうしたってわかってもらえない。対処法はあるのだろうか。

2015年7月10日金曜日

一條和生「リーダーシップの哲学」

久々のビジネス本。様々な業界で活躍してきたリーダー12人にそれぞれのリーダーシップ論を、歩んできた道をストーリーとして話してもらう形式で本は構成されています。
堅苦しくなく、リアリティーがあるので読み易いし面白いです。
皆さんグローバルに活躍されている方ばかりなので、正直スケールの違いに悲しくなりますが、取り入れて実践できるところもあると思います。ぜひ読んでみて下さい。

2015年7月9日木曜日

宮部みゆき「悲嘆の門」

宮部みゆきさんお得意のサイキック&ファンタジーでした。殺人事件の犯人を見つけ懲らしめる事ができる能力を身に付けた主人公の成長物語のような感じです。残酷な事実があったり、逆に救われたり。ファンタジーを織り交ぜながらも、リアリティーがあるのはさすがです。最近、ネットですぐに犯人探しが始まったり名前や写真が流出したりしますが、まさに私刑という事が話題になっている今、考えさせられる物語です。